香典返し

現状

香典のお返しは49日の忌明け法要のあとに、忌明けの報告とお礼をかねて行います。現在では当日にお返しすることも多くなりました。その際には香典額の2分の1から3分の1くらいの品物を、礼状を添えてお返しするのが一般的です。

香典返しの商品は、シーツ、バスタオル、ハンカチ、緑茶、石鹸、椎茸、コーヒーセット、砂糖など、どこの家でも使う日用品が主に使われています。

弔事用ののし紙に「志」と表書きし、その下に喪主の姓名を書きます。なお、香典返しを受けた場合には、それに対する礼状は出さないことになっています。

香典返しの礼状

礼状には、奉書タイプとはがきタイプがあり、一般的にはあらかじめ用意されてある文例に名前、日付などを入れて印刷します。

文面には、会葬のお礼、忌明け法要を営んだ旨を述べ、それに香典返し品物を添えたことを記します。

礼状の文例

謹啓

時下益々ご清祥の段 慶賀の至りに存じます  先般祖父 ○○○○ 死去の節は御鄭重な御弔詞を忝うし且つ霊前に過分の御供物を賜り 御芳情の程洵に有難く厚く御礼申し上げます

本日○ ○ ○ ○ ○ ○(戒名)七七日忌に際し供養の印までに心ばかりの品お届け申し上げました 御受納下さいますれば幸甚に存じます

早速拝趨の上 御礼申し上ぐべき筈の処 略儀ながら書中を以て謹んで御挨拶申し上げます

敬具
平成○年○月 ○ ○ ○ ○(喪主・氏名)

その他

神式の50日祭での忌明けの香典返しには表書きに「偲草」とします。キリスト式では表書きは「志」とします。挨拶文は、仏教用語を使用しないようにします。